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中医学の知識

病気の原因と発生

(1)病気の原因

人体に疾病を引き起こす原因のことを、致病因素、病邪ともいいます。
中医学では致病因素を外因、内因、不内外因の三つに分類します。

1.外因
気象変化や環境因素が致病の原因であることをさします。
六淫りくいん風邪ふうじゃ寒邪かんじゃ暑邪しょじゃ湿邪しつじゃ燥邪そうじゃ火邪かじゃ」と癘気れいきが含まれます。
2.内因
感情変化や生活習慣が致病の原因であることをさします。
七情しちじょうゆうきょうきょう」、飲食の不摂生、労逸ろういつ過度などが含まれます。
3.不内外因
外傷及び病理産物。例えば、痰飲、瘀血など。

(2)病気の発生

中医学では病気の発生を正気と邪気との強弱勝負で、正気が邪気に負けた結果だと考えます。
正気とは人体の抵抗力、免疫機能、自然治癒力、生命力のことで、
邪気とは内因、外因、不内外因の致病因素のことです。
病気とは体の機能活動の障害で、陰陽バランスが崩れた状態をさします。

正気 > 邪気 → 陰陽平衡 = 健康
正気 < 邪気 → 陰陽失調 = 病気

正気の強弱は体質、精神状態、生活環境、栄養運動などに影響されます。疾病の発生、進行の過程で正気と邪気との力勝負はずっと続き、その勝敗が疾病の発生、進行、回復深く関係しています。